「この木なんの木」はハワイのどこにある?誕生秘話も紹介!

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「この~木なんの木♪気になる木~♪」

知らない人はほとんどいない、と言ってもいいほど、有名なCMソングですよね。

そして小さいころ、あの大きな木を見て、

「なんていう名前の木だろう?」

「どこにあるんだろう?」

一度は見てみたいな。

と思った人も、多いのではないでしょうか。

今回はそんな「この木なんの木」の気になっているのに、意外と知らない事をご紹介していきます。

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「この木なんの木」とは?

テレビなどでは見たことはあっても、どこにあるのか、なんていう名前の木なのか、詳しく知らない人も多いと思います。

そんなこの木なんの木。基礎知識についてご紹介していきましょう。

基礎知識

中南米を原産とする「モンキーポッド」という名前の豆科の木で、アメリカネムノキとも呼ばれています。

降雨前には葉を閉じるため、別名『レインツリーとも呼ばれています。

亜熱帯の各地に広く分布していて、とても成長が早く樹高は大きなものでは、30m~にもなるそうです

ハワイ州オアフ島の「モアナルア・ガーデン」にある木の中のひとつで、「この木なんの木」と呼ばれて親しまれています。

2010年9月にはアメリカ合衆国ハワイ州の“Exceptional Tree”(特別な木)に認定された3本の木のうちのひとつです。

「この木なんの木」
  • 樹齢       約130年
  • 高さ       約25メートル
  • 幅           約40メートル
  • 胴回り    約7メートル

「この木なんの木」のCMができるまで

モアナルア・ガーデンのモンキーポッドが「この木なんの木」として、CMに使われるようになってから25年以上になりますが、初めて登場したテレビCMの木はアニメーションでした。

その時に流れていたCMソングの作詞を依頼した時、絵のモデルとなる木が存在しませんでした。

名前もなければどんな木なのかも分からず、作詞家さんの質問に答えられなかったため、この歌詞が生まれたという裏話があるそうです。

もしもCMが最初から実在する木で制作されることになっていたら、ここまで印象に残ることはなかったかもしれませんね。

そして第2代CMからは、「モアナルア・ガーデンのモンキーポッド」の実物の木が使われるようになりました。

 補足

この木なんの木」の誕生秘話

「技術やシステムを語るCMだから、命ある本物の木を使いたい」というこだわりから、イメージに合った木を探し始めました。

しかし、イメージ通りの木はなかなか見つけられませんでした。

そんなある日、ハワイのモアナルア・ガーデンに植えられていた、伝えたかったイメージ通りの、モンキーポッドの木を見つけたそうです。

こうしてこのモンキーポッドが、本物の木としては第1号となる「この木なんの木」に選ばれることになりました。

実は一番新しい第9代のCMにまでに、4種類の木が登場していたのをご存知でしょうか。

当初は世界の木をめぐりながら、多くの木を紹介していこうという思いで、約2年ごとに木を代えてCMがつくられていました。

しかし視聴者から「あのモンキーポッドの木を使ったCMが見たい。」という要望が多く寄せられるようになり、6代目のCMから再登場することになったそうです。

そして日本人では知らない人がいないというくらいの長寿CMになり、「この木なんの木」のイメージが定着していきました。

「この木なんの木」はどこにある?

 

「この木なんの木」が植えられているのは、オアフ島・ホノルルにある「モアナルア・ガーデン」です。

ホノルルの北西に位置している私有の公園で、地元の人も認めるパワースポットとしても人気があります。

この木なんの木樹齢約130年ですが、他にも樹齢100年を超える木がたくさんあります。

この木々にはスピリチュアルパワーがあるといわれているので、木の幹に触れることで、その長い年月と生命力を肌で感じてみて下さいね。

モアナルア・ガーデンについて

かつてこの土地は、ハワイ王国を建国したカメハメハ王家が所有しているものでした。

その後、王家と親交のあったという人物(サミュエル・デーモン)に譲られました。

そして王家の意思を受け継ぎ、この公園をつくり誰からも親しまれる場所にしようと、広く一般の人に開放したそうです。

公園内には、世界中の文化を取り入れようと、日本の茶室もつくられました。

今も日本庭園風の池や、チャイニーズシアターと呼ばれる東洋の雰囲気がする建物などが残っています。

公園内にあるコテージは、カメハメハ5世の別宅として建てられたものです。

園内にあるさまざまな植物は、ハワイ固有のものだけではなく世界中から集められました

竹など、ハワイではあまり見掛けることのない、植物も植えられています。

そして南米が原産地といわれるモンキーポッドも、このときに海外から取り寄せられたもののひとつです。

モンキーポッドの木はたくさんあるので、「この木なんの木」のそばには看板が設置されています。

また近くにはギフトショップがあり、そこにパンフレットが用意されていて、日本語と英語の2か国語で「この木なんの木」を紹介しています。

このパンフレットはモアナルア・ガーデン内でのみの限定になっているものなので、ぜひ記念に持って帰ってくださいね。

強い生命力を感じる木

ハワイに行ったときはじめて、「この木なんの木」を見ました。

CMでは見慣れていましたが、実際に見ると想像をはるかに超える巨大な樹に、圧倒されました。

今までに見たことのないような、大樹を間近で見て強い生命力と、自然の素晴らしさを実感しました。

おすすめのシーズンは?

雨が少なくて気温も平均24~30℃というハワイは、一年中ベストシーズンです。

しかしモンキーポッドの木は、5月頃と11月頃の年2回花を咲かせます。

ピンク色のきれいな糸状の花が咲くのを見られるのは、この時期だけなので5月と11月頃は特におすすめです。

地元の人々の憩いの場としても、大変親しまれている公園なので、ハワイの風を感じながら芝生でのんびり過ごしてみませんか。

お弁当をもってピクニックをしたり、豊かな緑の中でゆっくりとした時間を過ごせるので、また違ったハワイの楽しみ方ができますよ。

大きな木々を眺めながらランチをと思っても、公園周辺にはお店があまりありません。

ワイキキ近くで購入してから向かうか、車で10分くらいのところに「モアナルア99」というショッピングセンターがあります。

モアナルア99

ローカルなショッピングセンターです。

アジアンフードを中心に、プレートランチなどを楽しむことができる、お店がたくさん並んでいるフードコートもあります。

地元の人々で賑わっているので、ランチタイムは混雑しますが、どれも価格が割安でボリューム満点です。

  • 営業時間:9:00~20:15(月曜日:19:30まで)
  • 定休日:無休
  • 所要時間:モアナルア・ガーデンから車で約10分

アクセスは?

ホノルル空港からは車で約15分、ワイキキ中心部からだと車で約20分くらいで行くことができます。

公共の乗り物で行くことも出来ますが、少し複雑なので車で行くか、観光バスツアーを利用するのがおすすめです。

さまざまな観光バスツアーがありますので、「モアナルア・ガーデン」がコースに入っているツアーを探してください。

ホテルのコンシェルジュやツアーデスクなどを利用して、現地でツアーを探すことも出来ます。

英語に自信のない方は、日本語のガイド付きツアーかどうか確認しましょう。

  • 開園時間 7:30~日没30分前
  • 入場料  大人:3ドル ( 12歳以下の子どもは無料で、保護者の同伴が必要です)

入り口付近の売店で入場料を支払ってください。入場料は一度支払うとその日は何度でも出入りできます。

まとめ

 

「この木なんの木」とは?

  • 中南米を原産とする「モンキーポッド」という名前の豆科の木
  • オアフ島の「モアナルア・ガーデン」にある木の中のひとつ
  • ハワイ州の“Exceptional Tree”(特別な木)に認定されている

「この木なんの木」ができるまで

  • モアナルア・ガーデンの、モンキーポッドがCMに登場してから25年以上
  • 第2代CMから、実物の木が使われるようになった
  • 当初は約2年ごとに、木を代えてCMがつくられていた

モアナルア・ガーデンについて

  • ホノルルの北西に位置している、私有の公園
  • ハワイ王国を建国した、カメハメハ王家が所有していた土地
  • 植物はハワイ原産のものだけでなく、世界中から集めらた

おすすめのシーズンやアクセスは

  • 雨が少なくて気温も、平均24~30℃というハワイは、一年中ベストシーズン
  • モンキーポッドの木は、年2回花が咲く5月頃と11月頃が特におすすめ
  • 車でホノルル空港からは約15分、ワイキキ中心部からだと車で約20分

この木なんの木」について気になっていたことを紹介しましたが、いかかでしたか?

ハワイ旅行を計画しているのなら、CMで見たあの大きな木を、ぜひ見に行ってくださいね。

きっと想像以上の大きさと、存在感に圧倒されること間違いなしです。

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2018年12月8日
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