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アジアとヨーロッパにまたがったトルコ最大の都市、イスタンブール。
アジアとヨーロッパの文化が混ざりあっている、世界でも特異な雰囲気を持った都市です。
私達が今まで見たことのないような、外観・内装の建物や風景、世界遺産、歴史的建造物を目にすることができます。
また、トルコ料理は世界三代料理に数えられるほど美味しいことで有名で、味付けがスパイシー過ぎない為日本人の口にも合いやすいです。
今回はそんな魅力あふれるイスタンブールの、おすすめの観光スポットを紹介します。
目次
トプカプ宮殿
オスマン帝国の「スルタン・メフメト2世」が、コンスタンティノープルという土地を征服し、地名をイスタンブールと変えて帝国の都とした時に、建造された宮殿です。
最初の宮殿は市場に近すぎたため、新たな宮殿は市街の東端に1460年頃～1478年にかけて建設されました。
長い間オスマン帝国の君主の居城となった、宮殿の広い敷地内には複数の門や庭、塔など様々な建造物があり
「全部見て回るのは1日がかりでも難しい。」
と言われています。
ポイントを絞って効率よく回りましょう。
トプカプ宮殿の見どころは？
- ハレム：君主の妻たちや、大勢の侍女が住んでいた男子禁制の場所、「母后の部屋」「カフェス（鳥かご）」等の壮麗な装飾
- 聖遺物殿：豪華絢爛な「スルタンの私室」や「預言者ムハンマドの髭」等の君主の持ち物
- 宝物殿：6カラットもある、大きなダイヤモンドや、エメラルドの宝剣「トプカプの短剣」等の美しい輝き
などの見どころがあります。
トプカプ宮殿の入場料以外にハレムは別料金が必要ですが、それ以外は別料金なしで見学することができます。
ハレムは大人気のため、チケットを買うだけでも行列ができたり、一定時間内にハレムに入れる人数が制限されています。
また他の場所も観光客で大変混みあっているので、見て回るのに予想以上に時間がかかるかもしれません。
余裕をもったスケジュールにしてくださいね。
トプカプ宮殿を中心とした遺跡公園地区は、他の地域と共に「イスタンブール歴史地域」として、世界遺産に登録されています。
トプカプ宮殿はとにかく広くて、主要なところを見て回るだけでもとても疲れました。
中に入ると観光客でごった返していたので、開館直後に行かれることをおすすめします。
宮殿内はタイルなどの装飾がとても繊細で美しく、ずっと見ていたいぐらいでした。
しばらく見て回った後、敷地内のレストランで食事をしました。
海が見えるテラス席からの眺めは最高でしたよ。
考古学博物館
考古学者オスマン・ハムディ・ベイによって設立され、トプカプ宮殿の敷地内の第一中庭に建っています。
オスマン帝国時代の様々な品々や考古学に関する芸術品、トプカプ宮殿の宝物などを見ることができます。
特に注目の展示品は
- アレキサンダー大王の石棺
- タブニト王の石棺
- 嘆き悲しむ女たちの石棺
などの石棺のレリーフや
紀元前13世紀に書かれたといわれる世界最古の平和条約
- カディシュ条約
- ハムラビ法典
などです。
博物館には3つの建物があり
- 古代オリエント博物館
- 考古学博物館
- タイル博物館
と分かれていますが、チケットは共通で自由に博物館を行き来できます。
ブルーモスク（スルタンアフメット・ジャーミィ）
世界で一番美しいといわれるモスク（イスラム教の礼拝堂）。
ブルーモスクも世界遺産に登録されている、遺跡公園地区にあります。
世界で唯一6本のミナレット（尖塔）がある壮大な外観が印象的なモスクです。
内装が青いタイルやステンドグラスで、美しく装飾されているため「ブルーモスク」と呼ばれています。
夜には季節に関係なくライトアップされる為、昼とは違う景観を楽しめる点も魅力です。
- ブルーモスクでは、土足厳禁
- （ブルーモスクに限らず）モスク内では、露出の多い服装は禁止
となっています。
観光客用にローブの着用を求められる場合もあるので、服装には気を付けて下さいね。
グランドバザール
イスタンブールで最も規模の大きい市場です。
オスマン帝国時代に皇帝「スルタン・メフメト2世」の命令で建築された建物です。
伝統的な美しいイズニック産磁器や、様々な装飾が施されたトルコランプが店に並べられており、美しい光に癒されます。
キリム（トルコの平織り物）をつなぎ合わせた物を、販売しているお店も人気があります。
部屋をエキゾチックな雰囲気に彩るのにピッタリです。
それ以外にも宝石類や絨毯など、様々な商品を扱うお店が並んでおり、お土産やショッピングを楽しめる市場です。
また、屋根のある建物になっている為、天候を気にすることなく買い物をすることができます。
グランドバザールには「ロカンタ」という食事できるお店がいくつもあります。
そこで休憩や食事するのもおすすめです。
ロカンタ
ロカンタとは、トルコの大衆食堂のことです。
美味しいトルコ料理を、リーズナブルな価格で楽しめます。
開店直後から、大量の料理が用意されているので、本格的な料理でもすぐ食べられます。
中でも「ベイダーウレストラン」は、地元の人々に愛されているお店で、質の高い料理とサービスを実感できるのでおすすめです。
イスタンブール地下宮殿（バシリカ・シスタン）
世界遺産に登録されている、遺跡公園地区にあります。
イスタンブール地下宮殿とは、地下の貯水槽です。
トルコでは、「イェレバタン・サルヌジュ」という地下貯水池を意味する名前で呼ばれています。
現存する東ローマ帝国時代の貯水池で最大の大きさを誇ります。
数々の大理石の柱が、ライトアップされており、装飾された柱と水面に反射した柱が、神秘的な印象を与えてくれます。
奥にある巨大なメデューサの頭部の像も、独特な雰囲気を感じさせます。
アヤソフィア
世界遺産に登録されている、遺跡公園地区にある博物館です。
起源は、東ローマ時代に正統派キリスト教の大聖堂として建てられたものです。
オスマン帝国の時代では、最も格式の高いモスクとして利用されていました。
ビザンティン建築の最高傑作とうたわれる建物です。
美しく装飾された巨大なドームからは圧倒的な美を感じられます。
ドーム以外にも黄金に輝くモザイク画は一見の価値があります。
モザイク画の中でも特に「デイシス」はおすすめです。
キリストと聖母マリア、洗礼者ヨハネが描かれており、顔の繊細な作りと背景はビザンティンモザイクの傑作と言われています。
実際に見ると、それが頷けるような作品ですよ。
ガラタ塔
イスタンブールのカラキョイ地区と、ベイオール地区の間にある9階建ての石造りの塔です。
塔の中にレストランがあり、夜間はダンスショーを見ることができます。
外には展望台があり、トプカプ宮殿や、アヤソフィア、ブルーモスクを一望できます。
世界遺産の「イスタンブール歴史地域」のパノラマを存分に楽しめますよ。
ガラタ塔は、西暦507年頃、木で造られ何海か焼失した後、1348年頃石造りの塔に変わり完成しました。
その後も戦争等で損壊しましたが、1960年代に修復されて現在の状態になっている歴史的建造物です。
景色等を楽しめるだけでなく歴史も感じる事ができるおすすめスポットです。
エジプシャンバザール
ガラタ橋の近くのイェニ・ジャーミィの裏にある市場です。
イェニ・ジャーミィを管理するワクフ（財団みたいなもの）の事業の一部として建てらたもので、昔エジプトからの貢物を集めた市場であった為、エジプシャンバザールと呼ばれています。
色とりどりの様々な香辛料が、軒先に並べられている風景を楽しめます。
香辛料だけでなく、からすみなどの乾物やはちみつなども売られています。
お土産を取り扱う店も多く、また市場の周りにも食料品や日用品の売店があるため、ショッピングを楽しめます。
まとめ
イスタンブールの観光でおすすめのスポットは
- ハレム、聖遺物館、宝物館などの見どころがある、トプカプ宮殿
- 歴史的価値の高い、数多くの展示物がある、考古学博物館
- 外観や内装の装飾が凄い、ブルーモスク
- 美しいトルコランプや、磁器などが売られている、グランドバザール
- 水面に反射する大理石の柱が、神秘的な風景の、地下宮殿
- 黄金に輝くモザイク絵は、一見の価値がある、アヤソフィア
- 歴史を感じることができる建造物、ガラタ塔
- 現地の特産品などの、ショッピングが楽しめる、エジプシャンバザール
などです。
イスタンブールには歴史的建造物が数多く現存しています。
またイスタンブールの文化を、随所に感じることができるスポットなど、見どころがたくさんあります。
魅力あふれるイスタンブールを一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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海外旅行仲間がトプカプ宮殿を訪れた時の感想です。