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夏になると定番の夏祭りや、冬の風物詩である雪祭りなど日本には数多くのお祭りが存在します。
では、世界にはどんなお祭りがあるか皆さんはご存知でしょうか?
意外とぱっと思いつかない方は多いのではないでしょうか?
因みに私は全く思いつきませんでした(笑)。
ですが、そんな皆さんもこれは聞いたことがあるのではないでしょうか。
「スペインのトマト祭り」
テレビで放送されることもあるため有名ですよね。
今回は、そんなトマト祭りについてご紹介していきます!
トマト祭りってどんなお祭り?
そもそもトマト祭りとはどんなお祭りかご存知でしょうか。
「取りあえずトマトまみれになるわちゃわちゃした感じのお祭り」
というイメージが強いのではないでしょうか。
かく言う私もそうでした(笑)
トマト祭りはスペインのどこでも行っているというわけではなく、スペイン東部にあるブニョールという静かな田舎町で行われています。
そんな静かな田舎町も毎年8月、最終水曜日がやってくると一変します。
次々と人が広場に集まり、1本の棒のてっぺんにある生ハム目掛けてよじ登っていくのです。
棒くらい簡単に登れると思う方もいるかもしれませんが、棒にはこれでもかというくらい石鹸が塗られているため、ギャグマンガの如くつるつる滑ります(笑)。
なんでこんなことするのかと思う方もいるかもしれませんが、このハムを取ることが本命のトマト祭り開催の合図のようなものなのです。
トマト祭りなのでハムで始まるというのも面白いですよね。
ハムが取られたことが確認されると、トマトが山積みされたトラックが広場に集まり、本命のトマト祭りが開催されます。
ただし、現在は11時になると強制的にお祭りが開始されるようルールが変わっています。
ハムを勝ち取った人が長らく出ていないため、それを配慮した可能性が高いです。
その後は、皆さんも知っての通りトマトが飛び交いトマトまみれになるというわけです。
因みに、このお祭りでのトマトの使用量はなんと100トン!!
とんでもない量ですね、想像もつきません(笑)。
それだけ使っておきながら、元は収穫に感謝して行われるものというから驚きですね。
なお、トマト祭りは開催の合図から大体1時間ほどで終了してしまいます。
1日中トマトを投げ合っていたら片付けも大変ですので、それも考慮されている可能性が高いですね。
因みに、終了後は仮設のシャワーなどでちゃんと身体を洗い流すことが出来ますので安心してください。
トマト祭りの参加方法とは?
では、そんなトマト祭りはどうやって参加すればいいのでしょう?
ただ当日行けば参加できるのかというと、そういうわけではありません。
トマト祭りに参加するにはチケットを買う必要があるのです。
チケットは公式HPで買えるものと、当日買えるものの2種類があります。
ですが、公式HPは早い段階で売り切れてしまうことが多く、当日販売はその人気からかなりの時間並ぶことになります。
そのため、初めて行く方には入手難易度が非常に高くなっているので、参加する際は公式HPを監視しておくか、観念して当日早めに並んでチケットを買いに行くことをオススメします。
なお、チケットはどちらの買い方でも1人10ユーロ、1200円程となっています。
それと、トマト祭りは18歳以上でないと参加することができないため、子連れで参加しようと思ってる方は注意してください。
また、参加人数分まとめてチケットを購入しておかないと入場ゲートが分かれてしまい分断されてしまうこともあります。
人とトマトが入り乱れる中合流するのは不可能に近いため、複数人で参加する方は気を付けてください。
トマト祭りの必須アイテム
トマトまみれになるのが確実なこのお祭りに、何も準備せずに参加するのは無謀と言えます。
折角の海外のお祭りに参加するんです。
楽しい思い出にするためにも、事前にちゃんと準備をするようにしましょう。
そんなトマト祭りに参加する際は基本的に以下のものが必須となります。
- 着替え
- 防水カメラ(撮影したい方のみ・自撮り棒はNG)
- 防水スマホケース
- パスポートのコピー
- お金
- ゴーグル
- ガムテープ(所持品をなくさないように)
なお、スペインは日本と比べてスリが比較的多いため大量の現金を持って行くことはしないようにしましょう。
「お金以外を狙われたらどうすればいいの?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ガムテープで貴重品と体をぐるぐる巻きにしておけば取られることはないため余裕があれば持って行くことをオススメします。
また、参加する際の服装はショートパンツ・Tシャツ・スニーカーなどの軽装が基本となっています。
「軽装ならサンダルじゃダメなの?」
と思うかもしれませんが、祭りの最中に足を踏まれてケガをしたり、脱げてしまうことも多く危ないため、オススメできません。
充分に準備をしてお祭りに参加するようにしましょう。
トマト祭りは危険!?
「トマトを投げ合うなんてそもそも危なくないの?」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、過去お祭りが年々過激になったため開催中止となったことがあります。
お祭りの開始前や終了後にトマトを投げる参加者がいたり、硬いトマトをそのまま投げつけることがあったためです。
ですが、現在はそれを教訓としてルールが定められています。
「トマト祭りの前後にトマトを投げてはいけない」ことや、「潰れていないトマトを投げてはいけない」ことなどが、今ではしっかりルールとして定められているのです。
因みに、上述したチケット制もルールの改変によって出来たものとなっています。
年々と増え続ける参加者の参加人数を制限するために、チケット制を導入したとされています。
このように、確かに危険な物であったトマト祭りも今では安心して楽しめるスペインの風物詩となっているのです。
まとめ
- トマト祭りはスペイン東部にあるブニョール町で毎年8月最終水曜日に開催される
- 開催の合図は1本の棒の上にあるハムを取ったときか11時になった場合
- 開催から1時間ほどでトマト祭りは終了する
- トマト祭りに参加する際は10ユーロのチケットが必要
- トマト祭りに必要なアイテム、服装の紹介
- 現在のトマト祭りはルールが定まっているため安心して楽しめる
以上、スペインのトマト祭りについてご紹介させていただきました。
トマト祭りは、スペインらしい情熱にあふれた魅力的なお祭りです。
もし興味が出たら実際にチケットを買って参加してみてはいかがでしょうか?
この記事を参考に、是非素敵な思い出を作ってくださいね。
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