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みなさん、クッキーやビスケットは好きですか?
甘いものが大好きな人にとってザクザク食べれて、しっとり甘いクッキーやビスケットは最高のお菓子ですよね!
今回は、長い歴史を持つイギリスのクッキーやビスケットについて紹介します。
目次
クッキーとビスケットの違いってあるの?
名前の由来
みなさんは、クッキーとビスケットの違いや名前の由来についてはご存知ですか?
クッキーは、イギリスやアメリカで名づけられたかと思いきや、「koke」オランダ語でケーキという意味が由来です。
「koke」の小さいものを、「koekje」と呼び、英語の「cookie」になっていったといわれています。
ビスケットという語源の由来は、ラテン語の「biscotum panem」から来ていて、その後フランス語の「biscuit」となりました。
bisはラテン語の「2」、cuit「焼く」で「2回焼かれたパン」という意味です。
その名の通りビスケットは古い歴史の中では、保存食として作られた硬いパンだったのです!
この2つの違いからも、クッキーやビスケットは違いがあるように感じられますよね。
クッキーとビスケットとの違い
イギリスでも、クッキーとビスケットに違いがあるのでしょうか?
私はザクザクしたのがビスケット、しっとり柔らかいものはクッキーと定義していました。
実は日本ではクッキーとビスケットを分けているのですが、世界ではクッキーとビスケットの定義は同じだったり、違っていたり国によって異なります。
反対に砂糖や脂分が多く、薄力粉を使いグルテンと水分量の少なめに短時間練って焼き上げます。 焼き上がりの見た目が手作り風で、サクサクした生地のソフトビスケットの事です。 砂糖や油を控え、グルテンの多い中力粉を使った水分の多い生地を、長めに練り腰の強い仕上がりにしてから薄く焼きます。 焼き上がりがキメ細な針穴があるバリッとした食感をしたハードビスケットの事です。
他の国では、日本のハードビスケットやソフトビスケットにあたるクッキーも、全てビスケットに該当する場合があります。
イギリスでは「クッキー」と呼ばずに「ビスケット」と呼ばれて売られていることがほとんどです。
「ビスケット」と書いてあっても、日本の「クッキー」と同じですので、安心して購入してみてくださいね。
イギリスのクッキーやビスケットの種類は?
イギリスのクッキーやビスケットは大きく分けて
- オーツ
- ジンジャー
- ダイジェスティブ
- ショートブレッド
の4種類になります。
オーツ
オーツ麦、えん麦が使われていて、とても食べ応えがります。
オートミールの独特な素材の食感が楽しめます。
ブレックファーストビスケットとして良く食べられています。
ジンジャー
しょうがが入ったものです。
中には思った以上に生姜の辛い味に驚くものもあります。
しかし、生姜の風味は時間が経つと少なくなります。
この風味を楽しみたい人は、できるだけ早めに食べることをおすすめします。
海外のクリスマスツリーに飾られている人形のクッキーは、日持ちしやすいジンジャークッキーであったりします。
ダイジェスティブ
全粒粉の小麦が使われているビスケットの総称です。
柔らかく食べやすい食感が特徴で、朝食におすすめです。
日本で一番馴染みがあるビスケットです。
ショートブレッド
スコットランド伝統のお菓子です。
小麦粉、砂糖、バター、塩といったシンプルな材料で作られています。
濃厚でバターの風味がしっかりとしていて、厚みがありサクサクとした軽い食感が特徴です。
イギリス流の楽しみ方は?
イギリスのクッキーやビスケットは、どれも美味しく食べ応えがあります。
一緒に飲むものとしては、もちろん本場英国の紅茶です。
そんなイギリスでは、「ダンキング」というイギリス流の楽しみ方があります。
ダンキングというのは、クッキーやビスケットを紅茶に浸して食べることです。
まずは最初にそのまま食べて味わってから、紅茶に浸して食べてみて下さい。
イギリスのクッキーやビスケットは固くしっかりしているため、紅茶に浸しても崩れません。
紅茶との味の相性もいいので、ぜひ一度ためしてみて下さいね。
ただ、日本では紅茶につけるとすぐ溶けてしまうため、人に寄って好みがわかれるので色々試してみて下さいね。
オススメのクッキーやビスケットは?
イギリスで凄く有名で、オススメできるクッキーやビスケットを紹介します。
一部、日本の海外製品取扱店でも購入することができます。
また、イギリス限定販売のものもありますので、是非探してみてくださいね!
キャンベルショートブレッドフィンガーズ
「Walkers」「Cath Kidston」「Cambells」など世界のロングセラーであり、格式高いキャンベル社製品として超有名です。
日本でも販売されています。
1830年設立したという、180年以上の歴史を持つスコットランド最古の老舗メーカーです。
「フィンガータイプ」と呼ばれるカロリーメイトのような形をしたものが有名です。
日本では販売されていない、犬の形のものやイギリス国旗の形をしたものなどもあります。
「添加物不使用、天然バター使用」のさくさくした生地が特徴です。
伝統的製法のショートブレッドは、塩気とバター風味が紅茶や牛乳によく合います。
Ben’s Cookies
象徴でもあるロゴは、有名な映画にもなった児童小説「チョコレート工場の秘密」のイラストを手掛けた「クェンティン・ブレイク」がデザインしました。
創業時はオックスフォードのカバードマーケットの屋台で営業していたそうです。
「世界一のクッキー!」
と称されていたくらい有名なクッキーです。
20種類のフレーバーがありますが、保存料や着色料は使用されていないというから驚きです。
しかも、各店舗の厨房で1枚1枚手作りされています!
タイミングによっては、出来立てのクッキーを食べることができますよ。
ロンドンでは8店舗あります。
店舗では飲み物とクッキーのセットも頂けます。
クッキー量り売り 1枚約300円程度
Ben’s Box 約1,200円程度
McVities
イギリスでは超老舗の製菓会社のユナイテッド・ビスケット社の所有する商標です。
1839年にスコットランドで生産され、1892年に店頭販売を開始されました。
様々な種類のビスケットがありますが、「Digestive」ダイジェスティブビスケットや「Hob Nobs」ホブノブが人気があります。
「Digestive」は小麦の全粒粉を使った、ザクザクした食感が特徴です。
片面にチョコレートがけされたものなどもあります。
「Hob Nobs」はオーツを使用していて、とても噛み応えがある食感が特徴です。
ビスケットの名前である「Hob Nobs」はシェークスピアの十二夜からきています。
ミルクチョコレート、ダークチョコレート味などがあります。
- Fruit Shrtcake
- Ginger Nuts
- Chees cake
- tea cake
など様々な種類のビスケットが販売されています。
「Digestive」 250g 約1,300円程度
「Hob Nobs」 300g 約1,000円程度
その他のクッキーやビスケット
イギリスのスーパなどでも比較的、格安に手に入るものです。
中には日本でも目にしたことのあるものもあるので、是非探してみて下さいね。
- Fox’s
1853年にオープンしたMcVitiesに並ぶ有名イギリス製菓会社です。
バターがふんだんに使われたビスケットが売りです。
ビスケットも棒状のもの、円形に絞りだされたもの、クリームやジャムがサンドされているものなど色々な種類が販売されています。
- リバティクッキー
クッキー缶は花柄模様や草花柄、鳥がアールヌーボ風にデザインされたリバティプリントと呼ばれる、お洒落でポップなパッケージがとても可愛いです。
女性には大変喜ばれるデザインなので、お土産に是非購入して欲しい一つです。
- ウィッタードクッキー
100年以上の歴史があり、ロンドンの紅茶専門店でもあるお店です。
紅茶によくあうバターたっぷりのクッキーです。
ハートの形をした「不思議のアリス」コレクションなど期間限定商品のクッキーをなどがあります。
- FFORTNUM&MASON
ヒースロー空港の免税店でも販売されている絶品のビスケットです。
ローズの香りがほのかにするローズビスケットや、砕かれたマカダミアナッツがたくさん入っているマカダミアンナッツビスケットなど、様々なフレーバがあります。
アルミの長い筒に入っているので、持ち歩く際の割れが安心なビスケットです。
- Jammy Dodgers
1960年代に発売されたラズベリーやストロベリーなどのジャムがサンドされたショートブレッドです。
ハート型に中央がくりぬかれているのが印象的です。
イギリスの人気コミック Rodger the Dodgerから名づけられています。
- Bourbon Biscuit
1910年にロンドンで生産、販売されたビスケットです。
チョコレートやバタークリームをココアクッキーでサンドしています。
ビスケットの穴が10個あいているのがブルボン・ビスケットです。
- Custard Creams
1907年にリントンズで作成され、1908年に販売されたビスケットです。
バニラカスタード風味が基本の味です。
甘いバニラクリーム、カスタードクリームがサンドされています。
- キットカット
1935年にロントリー社が「お弁当と一緒に男性が職場へ持っていけるチョコレートバー」として作成されたのがはじまりでした。
日本でもおなじみのキットカットです。
土地によって好まれるクッキーやビスケットが違う?
たくさんの店舗やメーカーのあるイギリスでは、土地によって好まれるクッキーやビスケットも違います。
- ロンドンはブレックファーストビスケット
- ブライトンはキットカット
- オックスフォード、ケンブリッジはチョコレートダイジェスティヴ
- 中部はミルクビスケット
- 南部はジンジャークッキー
- 南西部、ウェールズはカスタードクリーム
- 北西部はジンジャークッキー
- スコットランドはショートブレッド
寒い地区では、体を温めるジンジャークッキーに人気があるようです。
スコットランドはショートブレッドがたくさん生まれた土地でもあるので、ショートブレッドが人気のようです。
旅行する地区によっても手に入る物が違うので、足を運んだ土地ならではの人気のクッキーやビスケットを手に入れてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
- クッキーとビスケットはイギリスでは同じ
- 種類は大きく分けて4種類ある
- イギリス流の楽しみ方がある
- クッキーやビスケットだけの老舗のお店がある
- 種類が多いので、美味しくて安いものが沢山ある
- 土地によって好みが違う
イギリス人は朝食代わりにしたりと、一日に何度も何枚も紅茶とともに食べることが大好きです。
そしてお店や種類もたくさんあるので、日本で手に入らないものにも出会えるはずです。
ぜひイギリスで日本とはまた違った、クッキーやビスケットを探してみて下さいね。
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