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皆さんは、お城についてどれくらいご存知でしょうか?
日本国内なら姫路城や大阪城など、知っているものが多いですよね。
では、海外のお城はどうでしょうか?
有名とされるお城はあっても、名前が出てこないという方もいれば、そもそも知らないという方もいらっしゃいますよね。
お城と言うのは、その国の歴史や文化を残した建物でもあります。
つまり、歴史や文化が好きと言う方にも、日本にはない美しい建築を見たいという方にもぴったりの観光スポットと言う事です。
そこでおすすめするのが、ドイツのお城たちです!
日本からは少し離れたドイツですが、ドイツの城は日本とは全く異なった建築様式であり、とても深い歴史を秘めています。
そこで、今回はドイツ旅行を楽しむために、ドイツのお城についてご紹介させていただきます。
ドイツとお城について
そもそも、ドイツとはどんな国なのかご存知でしょうか?
多くの方は、「国旗の色」や「ベルリンの壁」を思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
お城観光はその国の事や、お城の事を知らなくても楽しむことは出来ますが、知っておけば知らないとき以上に楽しむことが出来ます。
ゲームも予め設定や世界観などを知っておくとより楽しむことが出来ますよね(笑)。
そこで、ドイツについての簡単の情報と、そもそもお城とはなんなのかについてご紹介させていただきます。
簡単にわかるドイツ
ご存知の方も多いかと思いますが、ドイツはヨーロッパにあるEU所属の国です。
日本と違い、島国ではないため周りの殆どが海ではなく他国に囲まれています。
また、地図上ではわかりませんが国の面積は日本よりも小さく、面積ランキングでは僅差の1位違いとなっています。
日本の方が大きいというのは意外ですよね。
そんなドイツの言語は、当然と言えば当然ですがドイツ語が主流となっています。
ですが、ドイツは他国からの移民が多いため、国民の過半数以上が2つの言語を話せるバイリンガルとされ、まさしくインターナショナルな国と言えます。
因みに、25%以上の方が3つ以上の言語を話せると言われています。
日本人のバイリンガル率は10%とされていますので、どれだけ凄いかが分かりますね。
お城って何のためにあるの?
突然ですが、皆さんはお城にはどういう役割があるのかご存知でしょうか?
「身を守るための拠点?」
「戦いのために必要な場所?」
「単純に住む場所?」
など、色々なことを思い浮かべるのではないでしょうか。
かく言う私も上記のようなことを思い浮かべました。
確かに、上記の3つも合っていますが、もう一つ重要な役割があります。
それが、「政治を行う場所」であるということです。
時代劇などで思い浮かべると分りやすいのではないでしょうか。
殿様と家臣の方がお城に集まって話し合ったりしますよね。
これは海外でも一緒で、政治を行うための重要な場所として機能していました。
つまり、お城には以下のような役割があるということです。
- 身を守るための要塞としての役割
- 戦いのための拠点としての役割
- 生活するための住居としての役割
- 政治を行うための重要な場所としての役割
改めて思い返すと納得できますよね。
ドイツのお城は種類が豊富!
お城と一口にまとめてしまう方が多いかもしれませんが、実はお城には種類があるのです。
例えば、日本の場合は建てられた地形で種類を分けることができ、現在は大まかに「山城」、「平山城」、「平城」と名前でも分かるように分けられています。
では、ドイツの場合はどうなのでしょうか?
結論から言うと、ドイツの場合は日本の地形と違い、役割によって分けられています。
どういうことかと言うと、上述した役割にどれくらい重きを置いて造られたかによって種類が分けられるということです。
ゲームでキャラクターにステータスを割り振ることをイメージしていただくと分りやすいのではないでしょうか。
そんなドイツの城は、主に4つの種類に分けることが出来ます。
それが、以下の4つです。
- ブルク(Brug)・・・城塞
- シュロス(Schloβ)・・・城館
- レジデンツ(Residenz)・・・宮殿
- フェストゥンク(Festung)・・・要塞
これを見ると、
「城塞と要塞って何が違うの?」
と疑問に思うかと思います。
簡単に説明しますと、どちらも戦いのための機能を持っていたことは変わらないのですが、中世に対応しているのが城塞(ブルク)で、近世に対応しているのが要塞(フェストゥンク)なのです。
歴史をある程度知っている方ならご存知かと思いますが、時代によって戦う方法や道具はどんどん変わっていくものです。
中世当時は城塞で防ぎきることが出来たとしても、時代が進み文明が発展することで城塞では力及ばずな状態になってしまったというわけです。
ならばどうするかと言うと、当時の方たちは、それに対応した城である要塞を造ることにしたのです。
なので、機能的に言うとブルクはフェストゥンクの上位互換と言う事ですね。
なお、そういう経緯があった故に、ブルクをフェストゥンクに改良した場所などもありますので、もし余裕があれば気にしてみてください。
では、残りの2つはなんなのかと言うと、まずシュロスは防御特化のブルクやフェストゥンクと違い、防御性能よりも居住性に重きを置いた城なのです。
多少城塞の防衛機能はあるけど、それを少し削って住みやすくしたという感じですね。
因みに、中世の終わり際か、それ以降に建てられたものが多いため、騎士がいた名残は残っていないとされています。
最後に残ったレジデンツは、城館にあった防衛機能も完全に排除しており、戦う事を棄てて完全に居住性特化のお城となっています。
それもそのはずで、レジデンツが建てられ始めたのは緊張感が漂っていた中世ではなく、比較的安定していた近世以降だからです。
そのため、戦う事よりも居住性を重視し、政治の場としての役割も強くなったとされており、イメージとしてはまさしく城と言うより宮殿という感じです。
こうして知ってみるとなかなか面白いですよね。
「ドイツとお城の事は分かったけど、実際何処に行けばいいの?」
と思う方もそろそろいらっしゃるのではないでしょうか。
ドイツにはマイナーどころも含めれば1000近い数のお城があるとされていますので、どうしても迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
そこで、ドイツのお城を語る上で外せないおすすめのお城についてご紹介させていただきます。
ノイシュヴァンシュタイン城
美しい城は空想の城!?
ドイツのお城で最も有名かつ人気なのが、この「ノイシュバンシュタイン城」です。
作られたのが19世紀と比較的新しいため、未だに美しい景観を保っており、まさしく童話の世界にあるような素敵なお城と言えます。
なお、童話のようなと言うのもあながち間違いではなく、このお城はディズニー作品に登場するお城のモデルになったお城と言われています。
また、作品違いになりますが、聖杯戦争をテーマとした某有名作品に登場するお城のモチーフにも選ばれていますので、2つの作品のファンにとっては夢ようなお城と言えますね(笑)。
そんなノイシュバンシュタイン城の美しさの秘密は、この城を造りだした王にあるとされています。
この城を建てたのは、ルートヴィヒ2世という波乱万丈の人生を生きた王様で、別名「狂王」・「メルヘン王」と呼ばれていたようです。
何故このような呼び名になったかと言うと、彼は政治や戦いの現実世界が嫌になり、自分の頭の中のファンタジー世界に逃げ込んだためです。
その結果彼は、憧れである中世騎士の時代を模したノイシュバンシュタイン城を建てたというわけです。
頭の中の空想を現実にしたのですから美しいのもうなずけますね。
魅力は外装だけじゃない!
ノイシュバンシュタイン城の魅力は、何も美しい外見だけではありません。
きわめて豪華で素敵なお城の内部も見どころたっぷりの観光スポットとなっています。
そんなノイシュバンシュタイン城の内部を見て回る時は、オペラについて少し調べておくことをおすすめします。
何故かというと、建築主であるルートヴィヒ2世は、歌劇作家である「リヒャルト・ワーグナー」を尊敬しており、各部屋に彼のオペラ作品を模した装飾が施されているからです。
モチーフになった作品が分かれば、より楽しめること間違いなしですね。
では、ノイシュバンシュタイン城を見るうえで外せない部屋についてもご紹介させていただきます。
- 王座の間
まるで教会のような見た目をしたノイシュバンシュタイン城内で、屈指の豪華さと煌びやかさを誇る場所となっています。
名前から分かるかと思いますが、元は玉座が置かれる筈の場所だったため、豪華なのは当然と言えば当然と言えますね。
因みに、「筈だった」というのは、王であるルートヴィヒ2世が謎の死を遂げてしまったために、それに伴い王座の間の制作が中止されてしまったためです。
なので、豪華さに反してまだ未完成の間と言う事ですね。
完成していたら一体どれほどの豪華さになったのか気になりますね。
ですが、日本では見られない装飾をふんだんに使用した夢の世界の部屋と言える広間ですので、是非実際に訪れてみることをおすすめします。
- 歌人の広間
ヴァルトブルク城にある歌人の間に憧れを抱いた王は、この広間を元に城の設計を行ったとされています。
それだけ王にとって特に思い入れのあった広間と言う事ですね。
名前の通り、本来はコンサートなどを行うための部屋だったのですが、残念ながら王が存命している内にコンサートが開かれることはなかったとされています。
そんな歌人の広間は、「パルジファル」というオペラをモチーフに作られたようです。
美しい装飾や壁にかかっている絵を見て是非パルジファルの雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
なお、他にもノイシュバンシュタイン城には以下のような部屋があります。
- 控えの間・・・二―ベルングの指環
- 寝室・・・トリスタンとイゾルデ
- 食堂・・・モチーフなし
- 更衣室・・・ニュルンベルクのマイスタージンガー
- 居間・・・ローエングリン
- 洞窟・・・タンホイザー
- 執務室・・・モチーフなし
ノイシュバンシュタイン城へのアクセスは?
魅力が分かったところで、行き方が分からなければ見るものもみれません。
そこで、ノイシュバンシュタイン城への行き方についてもご紹介させていただきます。
ノイシュバンシュタイン城は、ドイツの中でもオーストリアの国境付近にあるホーエンシュバンガウに建っています。
行き方はいくつかありますが、基本的にはフランクフルトかミュンヘンから電車・FlixBusで向かうことことが多いです。
なお、電車を利用する場合は途中で乗り換えが必要になりますが、FlixBudの場合は直通で向かうことが出来ます。
- バスを利用して行く場合
上述した通り、FlixBusを利用した場合は、ミュンヘン・フランクフルト共に直通でノイシュバンシュタイン城のふもとまで行くことが出来ます。
運航の本数は残念ながら限られてしまいますが、それでも乗り換えなく行けるというのは嬉しいですね。
以下が基本的なルートと費用となります。
ミュンヘン&フランクフルトからFlixBusでホーエンシュヴァンガウまで行き、そこからバス・馬車・徒歩のどれかで向かうルートです。
なお、FlixBusの料金は最低600円となり、タクシーのように距離によって運賃が変動します。
また、ホーエンシュヴァンガウからのバスは約220円程、馬車は約720円程です。
- ミュンヘンからの場合・・・城まで約190分程
- フランクフルトからの場合・・・城まで約10時間55分程
- 電車を利用して行く場合
上述した通り、電車を使う場合は途中で乗り換えをする必要が出てきますので、注意してください。
なお、以降電車はドイツでの電車が乗り放題となるジャーマンレイルパスを使用していると仮定させていただきます。
ミュンヘンからフュッセン駅まで電車で行き、そこからバスに乗り換えホーエンシュヴァンガウへ行った後、バス・馬車・徒歩のどれかで城へ向かうルートです。
- 城まで約130分程
フランクフルトからミュンヘン中央駅まで電車で行き、そこからミュンヘンと同じルートで城へ向かうルートです。
- 城まで約285分程
ホーエンツォレルン城
ミステリアス溢れる天空の城とは?
ドイツで魅力的な城は、ノイシュバンシュタイン城だけではありません。
ドイツ三大美城の1つとされているホーエンツォレルン城も外すことは出来ません。
ノイシュバンシュタイン城も三大美城の1つに数えられていますが、特徴が異なった素敵なお城となっています。
と言うのも、ノイシュバンシュタイン城はメルヘン色が強いため、お姫様などが似合おうお城ですが、ホーエンツォレルン城はまるでドラゴンやゲームのボスでもいるかのようなファンタジックかつ機能美を持ち合わせたお城なのです。
中世をモチーフにしたゲームや逸話が好きと言う方には、是非行って欲しいお城と言えます。
そんなホーエンツォレルン城は、別名「天空の城」と呼ばれています。
某ジブリ映画が浮かぶ方も多いのではないでしょうか(笑)
天空の城と呼ばれている理由は、ホーエンツォレルン城は山頂に建っている山城なのですが、ただ高い位置に建っているから呼ばれているというわけではありません。
まるで、上空何千メートルに浮かぶかのように、美しく神秘的な雲海がホーエンツォレルン城を包んでしまうためにそう呼ばれているのです。
その幻想的かつ神秘的な光景は息を呑むこと間違いなしの絶景ですので、是非一度その目で見てみてはいかがでしょうか。
見どころいっぱいホーエンツォレルン城
天空の城としての絶景もそうですが、ホーエンツォレルン城には数多くの魅力があります。
日本にはない建築様式もそうですが、城内の美しい装飾や煌びやかな部屋も必見ものです。
中には当時の生活様式を感じられる部屋や、歴史を感じることが出来る部屋も数多くありますので、歴史が好きと言う方にもおすすめの場所と言えます。
それでは、ホーエンツォレルン城の中でも外せない場所についてご紹介させていただきます。
- 伯爵の大広間
別名「祝賀の間」とも呼ばれているホーエンツォレルン城の中でも一番広く煌びやかな部屋です。
大理石で出来た床に加えて、金色に輝く壁や天井はとても見事なものです。
また、天井にはお城にぴったりなシャンデリアが飾られているのですが、これはもう使われていないのかと言うとそうではありません。
なんと、今でも祝賀会やコンサートが開催される時は、実際にシャンデリアのろうそくに火がつけられるとされています。
運が良ければ見ることが出来るかもしれませんね。
- 王妃の間
名前からも分かるかと思いますが、王妃のために作られ使われていた部屋です。
この部屋は別名「ブルーサロン」と呼ばれているのですが、その理由はこの部屋のための調度品(部屋を飾るもの)の色が青でまとめられているために呼ばれているのだとされています。
壁や天井の色が煌びやかな色でまとまっているため、青い調度品に目が行ってしまいがちですが、訪れた際には是非その壁や天井にも目を向けてみてください。
金を豪勢に使い美しい装飾が施された天井や、ホーエンツォレルン家にまつわる妃たちの肖像画は見る価値ありの必見ものと言えます。
是非実際に妃達の気分になって見て回ってみてはいかがでしょうか(笑)
- 宝物館
歴史が好きという方に是非行っていただきたいのが、この宝物館です。
名前の通り宝物として扱われているものもあるのですが、それ以外にも歴史的な価値の高い記念品なども多く展示されています。
特に見ていただきたいのが、ヴィルヘルム2世の王冠・フリードリヒ2世の軍服と命を救った奇跡の物です。
「王冠はともかく後者はどういうこと?」
と思うかもしれませんが、これにはれっきとした歴史的逸話があるのです。
当時はまだ戦いが続いていた時代だったため、その最中に王は攻撃を受けてしまいました。
普通ならその時点でもう命とりですよね。
ですが、なんと王は、胸ポケットに物を入れていたおかげで助かったという、まるで刑事ドラマのような逸話があるのです。
また、軍服にはその時に出来た穴が開いているとされ、歴史を如実に感じさせてくれます。
また、ヴィルヘルム2世の王冠は、戴冠式で王が実際にいただいたもので、ホーエンツォレルン家に伝わる王冠とされています。
物語の王様がしているような煌びやかな王冠は他では見ることが出来ない至高の美しさを誇っています。
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ホーエンツォレルン城へのアクセスは?
結論から言うと、ホーエンツォレルン城はアクセスがあまり良くありません。
そのため、行く際はドイツ旅行中にまた旅をするようなものだと思っておいてください。
ホーエンツォレルン城へは基本的に、電車からバスへの乗り換えがほぼ必須となります。
今回は、メジャーな行き方であるシュトゥットガルト中央駅・テュービンゲン駅から行く場合をご紹介します。
また、ノイシュバンシュタイン城の時と違い、これに乗れば乗り換えが必要ないというものでもありませんので、注意してください。
シュトゥットガルト中央駅・テュービンゲン駅からヘッヒンゲン駅まで電車で行き、そこからバス・タクシーで城のふもとまで向かった後、徒歩・シャトルバスで城に向かうルートです。
城のふもとまでのバスは片道約300円程、シャトルバスは片道約240円程です。
また、バスは何系統のものに乗るかによって、時間が異なります。
- シュツットガルト中央駅からバス、シャトルバスで行く場合・・・城まで最大約100分程
- テュービンゲン駅から上記の条件で行く場合・・・城まで最大約120分程
なお、徒歩で行く場合は20分程かかりますが、傾斜のきつい道を通ることになるため、体力に自信があるという方以外はオススメしません。
リヒテンシュタイン城
断崖の城は妖精の城!?
上述したホーエンツォレルン城から車で暫く行ったところに、切り立った断崖にそびえ立つ「妖精の城」と呼ばれる古城があるのはご存知でしょうか?
その城の名前は、リヒテンシュタイン城と言い、かの有名なカリオストロの城のモチーフになった城だとされています。
言われてみれば何処となく似ていて納得してしまいますね(笑)。
なお、リヒテンシュタイン城が妖精の城と呼ばれる所以は、外界から切り離された森の中に美しくたたずむ故にその名で呼ばれ始めたのだとされています。
また、ドイツだけではなくヨーロッパには妖精の逸話が数多くありますので、それも関与しているかもしれませんね。
そんなファンタジックなリヒテンシュタイン城は、見た目にふさわしく1000年以上というとても長く古い歴史を持っています。
それ故に多くの逸話を持っていますので、気になるという方は是非調べてみてください。
中世の雰囲気を堪能しよう!
断崖にそびえ立つ美しい姿も十分魅力的ですが、リヒテンシュタイン城の魅力はそれだけにとどまりません。
城の中に入れば、ところどころで中世の雰囲気を堪能することが出来ます。
物語の中でしか感じることのできなかった中世の建築や、甲冑などがコレクションとして飾られた部屋など、中世が好きという方にはたまらない場所となっています。
また、展望台からの景色もリヒテンシュタイン城の魅力を語る上では外せません。
リヒテンシュタイン城は意外と高い場所に建っており、それに加えて高い位置にある展望台から一望する景色は絶景と言えます。
眼下に広がる美しい自然と、ドイツならではの美しい街並みを是非楽しんでみてください。
リヒテンシュタイン城へのアクセスは?
リヒテンシュタイン城への行き方は、ホーエンツォレルン城から車で行く以外は、電車とバスを利用することになります。
ここまで来ると、どのお城も基本そうですね。
また、リヒテンシュタイン城へは、ホーエンツォレルン城の時と同じくシュトゥットガルト中央駅を利用することになりますので、まずシュトゥットガルト中央駅を目指すようにしましょう。
シュツットガルト中央駅からロイトリンゲン中央駅まで電車で行き、そこからバスでホナウまで向かった後、徒歩で城に向かうルートです。
バスは片道約420円程となります。
- 城まで約90分程
ヴァルトブルク城
ヴァルトブルク城は歴史の故郷!?
上述したノイシュバンシュタイン城が参考としたのが、このヴァルトブルク城です。
今までの城とも違いなんとも特徴的な見た目をしていますが、それもその筈で、宮殿や城館として造られた城と違い、ヴァルトブルク城は城塞として造られたのです。
それも、ドイツで最も保存状態が良い城塞とされており、数ある城の中でも特に重要な城となっています。
また、この城は見た目も美しいのですが、それ以上に歴史ファンの方には何より嬉しい場所と言えます。
何故かというと、この城は以下の3人の偉人と密接にかかわった城なのです。
- ルターが聖書をドイツ語に翻訳した場所
- リヒャルト・ワーグナーが「タンホイザー」というオペラの題材にした場所
- 聖女エリザベートの婚姻が行われた場所
それに加えて、ヴァルトブルク城が建つアイゼナハは、かの有名な音楽家であるバッハが生まれた地なのですから、何か運命を感じてしまいますね。
といったように、これでもかというくらい歴史要素が詰まっています。
中まで歴史たっぷり!?
上述した通り、ヴァルトブルク城はドイツに名を遺す偉人たちの功績に携わった場所です。
そこで、折角ならその偉人たちにまつわるものを見たいと思いませんか?
「そんな昔の物、博物館でもないのに残ってるの?」
と思うかと思いますが、ちゃんと残っています。
ヴァルトブルク城の魅力を語る上では外せないものですので、ご紹介させていただきます。
- ルターの部屋
文字通り、ルターが城で暮らしていた時の部屋です。
ルターを知らない方に説明しますと、ドイツでは有名な宗教改革者であり、聖書をドイツ語に翻訳した今のドイツ文化にはなくてはならない人なのです。
そんな人が何故お城に住んでいたのかというと、当時の教皇に破門宣告を受け、命の危機に瀕したためです。
そこでルターを助けたのが当時の城の主であったフリードリヒ3世であり、彼の助けもあったことで聖書のドイツ語翻訳が成し遂げられたのです。
なお、城の中とは言えルターは豪勢な暮らしをしていたというわけではなく、むしろ逆の質素な生活をしていたとされています。
この部屋は彼の生活や当時の状況を表しているため、彼がどういう心境だったのかも分かるかもしれませんね。
- 歌合戦の間
歌合戦と聞くと、毎年大晦日にやる紅白歌合戦を思い浮かべる方もいますよね(笑)。
イメージとしてはまさにその通りで、今から約900年前の12世紀に、この歌合戦の間でどちらの歌が上手いのか競い合っていたとされています。
この歌合戦の様子を、かのワーグナーがオペラ「タンホイザー」の題材にしたという事です。
当時使われていたというだけでも感慨深いですが、それだけではなく歌合戦の模様が描かれた大きな絵が飾られており、当時の様子をより感じることが出来ます。
中には歌合戦とあるように、命をかけた競い合いすらあったとされていますので、どれだけ白熱した戦いだったのか分かりますね。
- エリザベートの間
ヴァルトブルク城の中でも、特に美しい装飾が施されているのがエリザベートの間です。
美しく色鮮やかな装飾が施されたこの部屋は、まさしく聖女であるエリザベート妃を讃えるにはぴったりの部屋と言えます。
天井付近には彼女の生涯を表した絵が描かれていますので、是非確認してみてください。
因みに、彼女はヴァルトブルク城を去った後に、かのナイチンゲールの如く病人・貧しい人々の救済のために奔走し、奇跡を起こしたために聖人に召し上げられたのだとされています。
また、元々この部屋は全く別の絵が描かれていたのですが、後にヴィルヘルム2世がこの部屋をエリザベート妃を表す装飾にするよう命じたとされています。
是非美しい装飾や、歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
ヴァルトブルク城へのアクセスは?
歴史だらけのヴァルトブルク城へ行くには、まずアイゼナハに行く必要があるのですが、今までドイツの端の方にあった城たちと違い、ヴァルトブルク城はドイツの中部に位置しています。
そのため、アクセスは比較的いい方であり、様々な行き方があるのですが、今回はフランクフルトから行く方法をご紹介させていただきます。
フランクフルト駅からアイゼナハ駅まで電車で行き、そこからバス・徒歩で城に向かうルートです。
バスは片道約200円程となります。
- バスの場合・・・城まで約115分程
- 徒歩の場合・・・城まで約145分程
エルツ城
美しい城は不可侵の城!?
ドイツ三大美城の最後の一角が、このエルツ城です。
お城というのは何処の国のものでも、歴史上1度は破壊されたことがあるというものが多いものです。
戦うために造られたものであったり、そうではなくても攻め入られたりする時代に造られるものが多いのですから、当然と言えば当然ですよね。
ですが、なんとエルツ城は建てられてから一度たりとも陥落したことがないという不可侵にして難攻不落の城なのです!
エルツ城が建てられたのは今から900年前の12世紀ごろのことですので、単純に考えても凄いことだというのがよく分かりますよね。
そんなエルツ城は、一度も陥落していない城自体の美しさも魅力的なのですが、城を隠している周囲の美しい森も魅力の1つなのです。
森の中からひっそりと姿を見せるエルツ城は、まるで某ジブリ映画を思わせます。
不可侵の城には幽霊が…?
美しく、歴史を感じさせてくれるエルツ城ですが、この城にはとある方々には大好物であろう噂が存在しています。
それが、「エルツ城には幽霊が出る」という噂です。
曰く、婚約者に間違って命を奪われてしまった女性が、この城を守るためにさまよい続けているのだとされています。
これには諸説ありますので、詳しく知りたいという方は調べてみてください。
なお、エルツ城の一室にはその女性の来ていた鎧と斧があると言われています。
そこに行けば、もしかしたら会えるかもしれませんね。
エルツ城へのアクセスは?
エルツ城は、敵の進行を難しくしたという立地故に、アクセスはあまり良くありません。
車があれば比較的簡単に行くことが出来ますが、みんながみんなレンタカーというわけには行きませんよね。
そこで、エルツ城へ行くためのメジャーな方法2パターンをご紹介させていただきます。
コブレンツ中央駅からモーゼルケルン駅まで電車で行き、バス・徒歩で城に向かうルートです。
城までのバスは片道約580円程となります。
- 徒歩の場合・・・城まで約90分程
- バスの場合・・・城まで約47分程
お城観光の注意点
「お城の事については分かったし、これでもう準備万端だ!」
と思った方、焦ってはいけません。
お城を観光する際には、気を付けなければならない注意点がいくつかあります。
ただでさえ日本から離れた異国の地ですから、そういう意味でも注意するべきことは多いのです。
と言うわけで、ドイツのお城観光で注意しなければいけないことについてご紹介させていただきます。
お城の中はツアー必須!?
「何も知らずにお城を見に行って、いざお城の中を見学しようとすると入れない」
なんてことがお城観光の際には多々あります。
楽しみにしていたお城に行って、「中は見ることが出来ませんでした」では折角の楽しい気分も台無しになってしまいますよね。
そんなことにならないためにも、事前にそのお城の中が普通に入ることが出来るのか確認しておく必要があります。
入れるのならばいいですが、そうでない場合は入ることが出来るオプショナルツアーに参加するようにしましょう。
撮影場所を見極めよう
お城に観光に行って、多くの方がすることは記念撮影なのではないでしょうか?
日本では見ることが出来ず、2度と来るかも分からない場所なのです。
記念に写真に収めておきたいと思いますよね。
ですが、ここでも注意しなければならないことがあります。
それは、撮影が可能な場所なのかどうかです。
城の多くは、外からの写真は大丈夫でも、城の中は撮影NGと言う場所が多いのです。
そのため、記念に残したいと思っても、ちゃんと撮影が大丈夫な場所か確認するようにしましょう。
交通機関の時間をよく見よう
突然ですが、日本の交通機関は世界でも有名なのはご存知でしょうか?
何が有名かと言うと、その正確さと電車が来る頻度です。
海外の交通機関、電車やバスの多くは日本と違い、書かれた時刻ぴったりに来るというものは少なく、ましてや10分たったら次の車両が来るなんてことも殆どありません。
日本でイメージするなら、都市部から離れた田舎の秘境にいるような感じでしょうか。
そんな優秀な日本の交通機関に慣れている日本人は、ドイツの交通機関に注意しなければいけません。
簡単に言うと、上述したような何分後には来るという頻度の多さや書かれた時刻には来るという日本ならではの感覚を多少なりとも捨てなければいけません。
特にお城へ行くためのバスの場合は、場所が場所ですので平日は運休していたり、あっても日に数本しかないなんてこともあります。
また、日本では次に降りる場所が分かるものが多いですが、ドイツではアナウンスすらない物が中にはあります。
そのため、バスにもよりますが、事前に運転手さんに降りる場所を伝えておくことをおすすめします。
まとめ
ドイツは、EUにある日本よりもわずかに小さい国であり、ドイツ語が主流となっています。
お城には主に4つの役割があり
- 身を守るための要塞としての役割
- 戦いのための拠点としての役割
- 生活するための住居としての役割
- 政治を行うための重要な場所としての役割
がお城に与えられる役割です。
また、ドイツのお城は上記の役割によって種類が分けられており
- ブルク(Brug)・・・城塞
- シュロス(Schloβ)・・・城館
- レジデンツ(Residenz)・・・宮殿
- フェストゥンク(Festung)・・・要塞
の4つに分けれらています。
ドイツでおすすめのお城は
の5つをご紹介させていただきました。
また、お城観光の際に注意するべきところは
- お城内部の見学がツアー必須なのかどうか
- 撮影が可能な場所なのかどうか
- ちゃんと交通機関があるのかどうか
の3つです。
以上、ドイツのお城についてご紹介させていただきました。
お城と言うのはどんなものでも歴史や夢が詰まっています。
この記事を参考に、是非ドイツのお城に足を運んでみてはいかがでしょうか?
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さらに、社会人の方でしたら「仕事の報告をメールで受けれるようにしておきたい」と考えいてる方も多いと思います。
それもホテルにいる時だけ、、、となるとかなり不便ですよね。
こんな経験ありませんでしょうか?
「できれば今すぐに送れるようにしたい!」と思うのはかなりあると思います。
そういう時に便利なのが、イモトのwi-fiです。
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今の時代海外旅行するには必需品ですよ。
そのことについて紹介しているのはこちらの記事になります。
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